健診センターは保健師から人気の職場で、病気の予防を目的とした保健指導が主な仕事になります。看護師は病気や怪我を治すことが目的であるのに対して、保健師は予防をするのが目的です。健診センターでは生活習慣病の予防対策を行っており、受診者の生活習慣に対するアドバイスをし、健診結果に応じた検査を推奨します。健診センターは病気の予防に特化していることから、命に関わるような場面に遭遇することはありません。

保健師が健診センターで働くメリットは、日勤業務で土日は休めることです。健診センターは夜勤がなく、また運営は平日だけとなっています。それゆえ仕事と家事の両立をさせやすいですし、休日が決まっているので旅行の予定を立てるときなどは楽です。健診センターは夜型の生活が合わない人、生活リズムを整えたい人などに適した職場です。

健診センターで働く保健師には、元看護師という人もいます。看護師の主な職場といえば病院で、夜勤が当たり前の環境に置かれている人は少なくありません。当初は夜勤なしの条件で入職しても、しばらくして夜勤入りを迫られたという人はいるでしょう。健診センターの場合は17時までの勤務が基本なので、夜勤を迫られることはありません。病棟勤務の看護師から健診センターの保健師に転職した人は、精神的に楽になったと答えている人が多いです。看護師としてのブランクが長くても、健診センターの保健師に転職する場合はブランクはあまり問われない傾向があります。他にも看護師から保健師になるメリットは多々あるため、気になる方は調べてみると良いでしょう。